2023-12-24
宅建過去問 平成30年(2018年) 問7 問題解答と解説付き
債権譲渡に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
- 譲渡禁止特約のある債権の譲渡を受けた第三者が、その特約の存在を知らなかったとしても、知らなかったことにつき重大な過失があれば、債務者は第三者に対して履行を拒むことができる。
- 債権の譲受人が譲渡禁止特約の存在を知っていれば、さらにその債権を譲り受けた転得者がその特約の存在を知らなかったことにつき重大な過失がなかったとしても、債務者はその転得者に対して、債務の履行を拒むことができる。
- 譲渡禁止特約に反して債権を譲渡した債権者は、債務者に対して、債務の履行を請求することができない。
- 譲渡禁止特約のある債権をもって質権の目的とした場合において、質権者がその特約の存在について悪意であるときは、当該質権設定は有効であるが、質権者からの質権の実行としての履行請求に対して履行を拒むことができる。


問7-1:譲渡禁止特約付債権を譲渡した場合、転得者が善意無重過失であれば、債務者は転得者に対抗できない.jpg)
問7-2:譲渡禁止特約付きの債権を譲渡しても、債権譲渡は有効であることを示した図です。.jpg)
問7-3:債権に質権を設定すると、質権者に債権が移転することを示した図です。.jpg)






